今回は、「全日本フォークジャンボリー」というイベントが行われた現在の場所の様子を取材しました。そのイベントの内容は団塊の世代の方々、特に、日本のフォーク音楽に精通していらっしゃる方ならば、説明する余地もございませんので、初めて聞いたり、あまり知らない人で興味を持たれた方は、
こちらまでアクセスください。
場所は、岐阜県中津川市坂下にある「椛の湖(はなのこ)」の湖畔にて行われました。アメリカのウッドストック・フェスティバルよりも先に開催されたこともあり、今日の野外大規模コンサートの先駆けとなるイベントが東海圏で行われたということは、地元民にとってとても誇り高きものであります。しかし、ステージや音響、照明などまだまともな技術がなかった時代であり、現在と比べるとお世辞にもすばらしいものとは言い難いものです。写真には、録音用の意外と高価なマイクが使用されていますが、これはラジオ収録のために使用されたと推測されます。また最近では、昨年ここで「
09年椛の湖フォークジャンボリー」というイベントがありました。
日本の「夏フェス」の起源が、どのようなところで行われ、今現在どのようになっているか興味があり、住んでいるところから意外に近いので、以前からどうしても行きたのですが、ようやく実現に至りました。
現在オートキャンプ場であり、意外と山奥にあります。道は整備されているところもありますが、車が1台しか通れないところもいくつかあります。最寄の駅もJR中央線坂下駅という普通電車しか停車しない駅で、歩いても相当な道のりです。そんな立地条件にも関わらず、当時のこのイベントをひと目、見に行きたいということで足を運んだ人たちの熱意にはとても感心させられます。
しかし、現在のステージは、とてもしっかりした造りになっており、舞台はもちろん照明バトンや楽屋まで用意されていました。アクセスが便利ならば、とても有効利用できそうな場所です。
キャンプ場管理等には、そのイベントに関する貴重な資料などがあり、当時の様子を伺うことができました。もしもここでイベントがあれば、当時をしのびながら、見てみてはいかがでしょうか?(とらきち)
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